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犬がしっぽを振るのは本当にうれしいから?
- しっぽを振るのは「気持ちが高ぶっていて、関わる準備ができている」というしるし。必ずしも友好的という意味ではありません。
- 高さ・速さ・かたさが大切。ゆったり大きく振るのはリラックス、高い位置でかたく速く振るのは緊張のサインのことも。
- しっぽは必ず、顔・耳・姿勢・状況とあわせて読みましょう。
しっぽは「うれしい」だけでなくコミュニケーション
犬がしっぽを振るのは、たいてい見てくれる相手(ほかの犬や人)がいる時です。しっぽ振りは「あなたに関心があるよ」という社会的な合図ですが、その裏にある気持ちは喜び、興奮、迷い、あるいは高まる緊張のこともあります。
「しっぽを振っていた犬」にかまれる事故が起きるのはそのためです。しっぽ振りだけでは犬の気分はわかりません。
高さ・速さ・かたさ
自然な中くらいの高さで、ゆるく大きく、時にお尻ごと振っているなら、たいていリラックスした友好的な状態です。
しっぽを高くピンと立て、短く速く小刻みに振っている時は、警戒や興奮していて、迷っている・強気になっていることがよくあります。しっぽを低く下げて後ろ足の間に入れ、小さく速く振る時は、不安やなだめたい気持ちのサインのことが多いです。
しっぽの自然な位置は犬種によって大きく違います(ビーグルとグレーハウンド、巻き尾の柴犬を思い浮かべてください)。うちの子のふだんの位置と比べましょう。
右に振る?左に振る?
2007年のクアランタらの研究では、犬は飼い主を見た時には右寄りに、見知らぬ強そうな犬を見た時には左寄りにしっぽを振る傾向がありました。その後の研究では、ほかの犬もこの違いに反応する可能性が示されています。興味深い手がかりですが、とても小さな差なので、これだけで判断するのはやめましょう。
犬の全身を読む
やわらかい目、力の抜けた口元、自然な位置の耳、くねくねした体は、友好的なしっぽ振りとセットです。口をぎゅっと閉じる、じっと見つめる、体が固まる、背中の毛が逆立つ、唇がめくれる、といった様子が見えたら、しっぽが動いていても距離をとってあげましょう。
- 落ち着いている時のしっぽの位置を見て、うちの子の「ふだんの高さ」を覚えましょう。
- 初めての犬に会う時は、しっぽだけでなく顔と体を先に見ましょう。
- しっぽを振っていた犬が急に固まったりこわばったら、いったん止まって距離をあげましょう。
よくある質問
うなりながらしっぽを振っています。どういう意味?
気持ちが高ぶっているという意味で、友好的とは限りません。遊びの中で体がゆるみ、プレイバウ(おじぎのポーズ)をしながらのうなりは普通ですが、体がかたいままうなるのは警告です。距離をとりましょう。
断尾している犬の気持ちはどう読めばいい?
体のほかの部分を頼りにしましょう。耳、目、口元、体のやわらかさ、お尻をふりふりしているかなどがヒントになります。
寝ながらしっぽを振るのはなぜ?
犬は夢を見ているかもしれない睡眠の段階で体を動かします。ときどきピクッと動いたり振ったりするのは普通ですが、声をかけても止まらない硬いふるえがくり返される時は獣医師に診てもらいましょう。